地盤調査
こんにちは。
今日は新築工事の際、事前調査として当たり前の様に必要となった地盤調査について。 日本も大きな地震を各地で経験して、住宅工法や耐震について沢山の進歩を遂げています。
建物そのものについては、色々な金物や工法が出回ってますが、そこに家を建てる以前に調べておかないと行けない作業が地盤調査になります。
それぞれの土地には歴史があります。大昔そこは、田んぼ、沼地、畑、河など歴史を持っています。 その情報を基に地盤の強度レベルを判断していた時代もありました。 でもそれは、当時の時代を知っている年配者や歴史資料によって導かれます。
また、昔の建物は密閉度や材料数や総荷重が低く、基礎も安易なものでしたし、多少地盤が悪くても影響なく耐えられました。
「神戸大震災」を機に一気に住宅への改革が始まり、地盤調査と結果による地盤改良工事が住宅を建てる際の必須工事として大ブームとなります。
一般的な地盤調査には、「スウェーデン式サウンディング試験」があります。
鉄の棒の重さを利用して沈みを数値化します。自然に沈まなければ力を加えて沈ませますが、その時に加えた力=地盤強度となります。
建物を建てる5ヶ所を調査し、検査結果を報告します。 25センチずつ計り、グレーのグラフ棒が短いほど軟弱地盤です。 5ヶ所の結果を踏まえ住宅に対する最適な地盤改良を提案するに至ります。
最初の一歩を間違えると大変です。大きな買い物ですからね。 新築住宅をお考えの方は必ず地盤調査を忘れずに!
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